党首討論

宮城 麻里子

2012年11月15日 01:20

午後3時から

各党対野田総理の党首討論を

生中継で見ていました。


これだけ国民をがっがりさせた野田総理が

不思議と力強く見えました。

自民党の安部総裁は、

相手のあげあしばかりとっているように見えました。

長々話していましたが、

話の内容は、私にストレートに伝わるものではなく

自民党の正当性ばかりを主張しているようで

残念でした。


私はこれまでの仕事柄もありますが、

両親の影響もあり、

選挙権を放棄したことはほとんどありません。

期日前投票を超える出張など

やむを得ない事情がない限り、投票してきました。

それは、国民の義務だからではありません。

国や県や市町村を動かす人たちに対して

自分の立場からの意見を主張することが大切だと思うからです。

でないと、

自分にとって住み心地のいい場所なんて、

できるわけありません。

伝える努力をしなければ

相手には何も伝わらない、当たりまえのことです。


政治家でも、芸能人でも、

公の人は自分の身元を明らかにしたうえで

様々な発言をします。

そういうことには

本人も予期しない反発があったりもします。

相当なダメージだと思います。

それでも、公と言われる人はそれを受け入れて、

また発言をします。



では、批判する人たちはどうでしょう?

自分の顔を明かさない人がほとんどです。

飲み屋で公人の文句を言っても

本人を目の前にするとそれを言えない人がほとんどです。

ネット社会はほとんどハンドルネームです。

自分の正体を明確にした上で

自分の意見を公に述べることのできる人は

ほとんどいません。

皆、その怖さを知っているのです。

批判があれば、自分が傷つく。

それが怖いから正体は明かさないんですよね。

文句だけいうのは、本当に簡単です。

「あの政治家バカだよね」という言葉、

私は嫌いです。

公の場で堂々と意見を言い、

批判を受け傷ついた心を奮い立たせ

また意見をする。

並大抵の精神力ではないと思います。

そういう意味では公人の誰をも私は尊敬しています。


だから、一般人の私たちも

きちんと意見すべきだと思っています。

その場は、インターネットの批判的な書き込みではない。

「投票」という行動です。

支持する人がいなければ

白票を出せばいい。それが意志表示だと思います。

この国で暮らし、生涯を終えていくであろう私たちが

意見を言わなければ、

私たちが理想とする社会なんて生まれません。


「あなたのせいだ、あなたのせいだ」

そう言い合う国のトップ近辺の人たちを見ていて思いました。


あなたのせいではなく、自分のせい。

自分の至らなさを見せつけられているんだなと。

それをお互い補い合っていきたいなと思います。


政治家の皆さんの足りないところ、

私たちが補っていきましょう!

















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